2016年セカオワは動物殺処分ゼロを目指すプロジェクトである「ブレーメン」をスタートさせた。ミュージシャンと動物殺処分という意外な組み合わせであるが、セカオワはなぜ「ブレーメン」をスタートさせたのだろうか?
セカオワメンバーのプロジェクトに対する想いと、動物殺処分に対する活動を紹介していこうと思う。
目次
セカオワ「ブレーメン」プロジェクトとは?認定NPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」と協力。そのきっかけや理由とは?
ブレーメンとは、セカオワが犬の殺処分ゼロ活動で実績を残す認定NPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」と協力して立ち上げたプロジェクト。
動物殺処分に向き合うきっかけとなったのはセカオワからのアプローチだった。Fukaseの友人が殺処分ゼロに関する団体をFacebook上でフォローしていたことから興味を持ち、現状を知るためにSaoriと埼玉まで話を聞きに行ったことにはじまる。その際に「ピースウィンズ・ジャパン」が取り組むプロジェクトである「ピースワンコ・ジャパン」の存在を知り、会いに行ったようだ。
Fukaseは殺処分ゼロに関して興味はあったものの、知識がないので、どう行動していけば良いか全くわからなかった。しかしながら、現状を知り、ミュージシャンとして何かできることはないかを、自分の目で見て理解したかったそうだ。
セカオワが「虹色の戦争」などの楽曲に込めた思いとは?「ブレーメン」は新たな目標?
過去には孤児を支援するプロジェクトにも賛同していたセカオワが、今回動物殺処分に興味を持ったことについて、Fukaseは親の影響が大きいと話す。慧(さとし)という名前は仏教用語からきており、Fukaseの父親は生き物をとても大切にする人だったそうだ。そういう考えを持った両親の元で育ったFukaseには、自然と動物を大切にするという感覚が身についていたと分析する。
セカオワの楽曲にも動物を扱ったものも多い。「虹色の戦争」はまさに動物や植物について歌っている。それ以外にも「世界平和」や「深い森」など、Fukaseが書いた曲には動物視点のものがある。
セカオワは順調に成功の階段を駆け上がり、紅白歌合戦への出場、日本一大きな日産スタジアムでのライブを行い、次の目標をどこに置くべきか考えていた時期がった。もちろん多くの人に愛される楽曲を提供していくことは大切だけれども、困っている人を助けていくというのも次の視点として良いのではと思ったそうだ。
環境省の発表によると、2014年度に日本では15万頭以上の動物が保健所などの施設に引き取られ、約10万頭が殺処分されている。単純計算で1日あたり200頭以上。「ブレーメン」の活動を通して、セカオワは多くの人に動物殺処分の現状を知ってほしいと願っている。
セカオワ「ブレーメン」支援シングル「Hey Ho」発売へ。支援ライブの開催も。
セカオワは動物殺処分ゼロプロジェクト支援シングルとして、2016年10月5日に「Hey Ho」をリリースした。作詞はSaoriとFukase、作曲はNakajinが担当している。セカオワとしてはメジャーデビュー後10枚目のシングル。
2017年3月末までに収録曲「Hey Ho」から発生した利益が、認定NPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」に寄付され、動物殺処分ゼロ活動の資金として使われる予定となっている。
また2016年10月8日・9日には東京国際フォーラムにおいて、「ブレーメン」支援ライブを開催する予定となっている。
セカオワ「ブレーメン(BREMEN)」プロジェクトまとめ
セカオワが新たにはじめたプロジェクト「ブレーメン」。それはメンバーの動物に対する想いが詰まった、アーティストの枠を超えての活動だった。
このような活動をしているセカオワは単純にすごいと思うし、尊敬に値する。ファンという立場からでも、セカオワを通して動物殺処分ゼロに貢献する人が少しでも増えてくれることを祈っている。
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