2019年4月6日(土)に長野ビックハットで「The Colors」がスタート。初日のセトリは以下の19曲、ライブ時間は2時間弱だった。
ここでは「The Colors」長野公演初日のライブレポートをお届けしたいと思う。
■「The Colors」長野公演初日セトリ
01. Death Disco
02. Witch
03. 眠り姫
04. Error
05. Monsoon Night
06. ドッペルゲンガー
07. Goodbye
08. Food
09. Mr. Heartache
10. Illusion
11. スターゲイザー
12. LOVE SONG
13. Missing
14. 蜜の月
15. Blue Flower
16. エデン
17. スターライトパレード
18. Dragon Night
19. すべてが壊れた夜に
目次
「The Colors」のステージ
「The Colors」については事前情報が全くないライブだった。初日だから当然と言えば当然だが、2018年に行われた「INSOMNIA TRAIN」のようにステージが事前に公開されていたわけではないし、会場マップもシンプルなものしかなかったので、ステージについては情報がない状況だった。
事前予想通り、メインステージから花道が出て、センターステージがある作りだった。メインステージの上には大きなシャンデリアがあり、後方には多数のテレビ画面、センターステージは檻に囲まれているようだった。
アリーナは前方からA~Dブロック、左から1~7ブロックがあった。メインステージとセンターステージの間にAブロック、センターステージの後ろにB/C/Dブロックという形だった。
私は初日、A3ブロック10列目の席からライブを見届けた。
「The Colors」長野公演初日、開演へ
開始予定時刻は18時。「スターライトリングの電源をオンにしてお待ち下さい」のアナウンスとともに、ついに待ちわびた瞬間が訪れようとしていた。ただいつもの如く、多少押しての18時10分過ぎのスタートとなった。
やや興奮していたため記憶が多少あいまいな部分もあるが、センターステージに映像が映る。それはいくつかの水槽のようなもの、そして中には「The Colors」のビジュアルイメージに写っていた1人の男が水槽の中で泳いでいるような映像だった。
そして船が出向する時の汽笛のような音が鳴り、ライブは始まった。
「Death Disco」「Witch」「眠り姫」「Error」「Monsoon Night」
メンバーが登場したのはセンターステージの檻の中。1曲目は「Death Disco」。ただアレンジがされていた。どんなアレンジだったかは覚えていない。ただ、かっこよかったのだけは確か。紫の照明がステージを照らしていた。「Death Disco」は好きな曲の1つ。はじめて聞いた時は、こんな曲があるのかと衝撃を受けた。
Aブロックからだと、センターステージを後ろから見る形だった。メンバーの配置は左からDJ LOVE、深瀬、さおり、なかじん。檻の中かつ紫の照明で定かではなかったが、DJ LOVEはドラムをやっているように見えた(実際にそうだった)。
1曲目が終わるとセンターステージの檻のようなものはあがり、メンバーは花道を通ってメインステージへ移動。Aブロックからはセンターステージ、花道、メインステージどこにメンバーがいても、肉眼で見える距離だった。
メインステージ後方のモニターには「NOT FOUND」の文字。この「見つかりません」を意味する言葉が何を示しているのかはわからなったが、各メンバーが定位置に付き、深瀬は後ろ向きに両手を広げた。
2曲目は「Witch」。最近、「アサヒスーパードライ」のCMにも起用された曲。後方のモニターには「The Colors」の文字が映し出され、シャンデリアの左側から紫の、右側から水色の照明。
「The Witch」はスターライトリングが発動されるのではと思ったが、サビになっても全く反応は無かった。この曲でファンが楽しみにしていたのは、なかじんと深瀬の掛け合いだろう。2番の「面白い事いうねぇ」では深瀬は体を大きく反らしながら。客席は当然、沸いた。
「Witch」が終了するとメインステージのシャンデリアが下がった。そして3曲目は「眠り姫」。正直私はこの曲がセトリに入ってくるとは思っていなかったが、予想しているセカオワファンも何名かは見かけた。
「眠り姫」がはじまると後方から大きな声援が。何かと思って振り返ると、センターステージ上に吊り上げられた檻のようなものが、モニターに変わっていた。
4曲目は「Error」。これも聞きたかった曲の1つ。緑色の照明がステージを彩る。ここでスターライトリングは来るかと思ったが、反応せず。最後のサビで深瀬は膝付きで歌うこともなく、終了。
続いて5曲目は「Monsoon Night」。火を連想させる赤い照明。この曲で大いに盛り上がったことは、言うまでもないだろう。
「ドッペルゲンガー」「Goodbye」「Food」
メンバーのMCを挟んだ後、なかじんボーカルの「ドッペルゲンガー」が6曲目だった。深瀬はステージからいなくなり、3人での演奏。シャンデリアはカラフルに彩られていた。
そして続く7曲目もなかじんボーカルの「Goodbye」。正直なかじんの曲を2曲もやるとは思っていなかった。ただ個人的に聴きたかったのは「Goodbye」の方だったので、満足はしている。美しいメロディーに、なかじんの声が響き渡る。メインステージ後方のテレビが点灯し、そのうちのいくつかには映像が流れていた。
8曲目は「Food」。3人のメンバーは引き下がり、衣装チェンジした深瀬がメインステージに登場する。この曲で初めてスターライトリングがピンク色に光った。曲の間奏ではダンスを披露する深瀬。途中カメラとともに花道を歩きながら、センターステージへ移動し、ダンスも織り交ぜながら「Food」を披露した。
「Mr. Heartache」「illusion」「スターゲイザー」「LOVE SONG」「Missing」
2回目のMCを行った後にセンターステージで披露された9曲目は「Mr. Heartache」。自然と会場から手拍子が巻き起こり、なぜか鳥肌が立った。この曲も盛り上がる曲であるが、個人的に受けた印象は深瀬の声が柔らかく、丁寧に歌い上げている気がした。最後のサビの時には再び檻が下がってきて、蝶の映像が映し出されていた。
10曲目はさおりと深瀬のみの「illusion」。さおりのピアノと深瀬のボーカルというシンプルなアレンジ。センターステージにはタコの映像が映っていた。
続いて11曲目は「スターゲイザー」。この曲の光の演出の美しさは言葉では言い表すことができない。センターステージにはミラーボールもあり、それもうまく使いながらの光の演出となった。
「スターゲイザー」が終わると、センターステージには会場スタッフと同じ衣装の人が大量にいる映像が流れはじめた。再度センターステージは上がり、セカオワメンバーは花道を通ってメインステージに向かう。
12曲目は「LOVE SONG」。メインステージ上部にあるシャンデリアが時折、大きく揺れていた。Bメロで深瀬はステージ後方に指をさし、サビでは両手を広げる仕草を見せていた。注目の深瀬の笑い声もしっかりと披露され、曲の終わりも「へっ」という笑い声だった。
13曲目は「Missing」。照明を落としてはじまったが、サビではメインステージ後方の多数のテレビが付いて明るくなっていった。2番の最後の「これってもしかして」はセリフのようだった。最後のサビの前の間奏では、深瀬がセンターステージへ移動し、披露。曲が終わると深瀬は再びメインステージに戻っていった。
「蜜の月」「Blue Flower」「エデン」「スターライトパレード」
14曲目は「蜜の月」。映画版ではなく、アルバムに収録されたバージョンだった。深瀬はエースを持ちながらの披露。照明はシンプルなものだった。
15曲目は「Blue Flower」。センターステージ後方のテレビ画面が真っ赤に染まる。さおりのピアノが圧巻。なかじんはこの曲の間もずっとレジ打ち担当。最後のサビの時、深瀬はベースを引きずりながら、センターステージへ。
センターステージにいる深瀬をなかじんが追いかける。2人のMCをはさんで披露された16曲目は「エデン」。深瀬はテンポがずれるから、手拍子はしないでほしいとリクエスト。途中、深瀬は歌詞を間違える場面もあったが、これもライブの醍醐味だろう。
センターステージには深瀬となかじん、メインステージにはさおりとDJ LOVEという位置関係で披露された17曲目は「スターライトパレード」。深瀬から「これが最後の曲になります」との発言が。2番のサビではこの日初めての「歌える?」。最後のサビではスターライトリングが発動した。
「ありがとうSEKAI NO OWARIでした」と、セカオワメンバーはステージを去った。
「Dragon Night」「すべてが壊れた夜に」
すぐに「せーの」という掛け声から「スターライトパレード」でのアンコールがはじまった。しばらくするとセカオワメンバーが客席の通路から登場。詳しくは確認できていないが、A1/A2ブロックとA6/A7ブロックの間の通路から2手に分かれての登場だったと思われる。
アンコール1曲目は「Dragon Night」。アレンジはTwilight Cityのエンディングで流れていたバージョン。というかもともとこのアレンジがオリジナルだったらしい。スターライトリングは人によって違うカラーを発色。
セカオワメンバーは客先通路を移動し、おそらくBブロックとCブロックの間の通路でパフォーマンス。後半のサビは客席と一緒に大合唱する形となった。最後はセカオワメンバーがメインステージに戻り、アンコール1曲目は終了。
少しMCを挟んだ後で、最後の曲は「すべてが壊れた夜に」。セカオワメンバーは、以前「ブレーメン」で披露した「RPG」のようにメインステージに横一列に整列。手拍子しながら、コーラス。
「LaLaLa」の部分は客席も一緒に歌う形に。アルバム音源にはない、深瀬が叫び声を入れながら、客席も大合唱しながらの終了となった。最後は深瀬だけが客席に背を向けてメインステージに残った。ステージ上にあるパソコンに文字を入力すると、ステージ後方のテレビモニターには「WHAT A BEAUTIFUL WORLD」の文字が表示された。
まとめ
「The Colors」長野公演初日は、いつものセカオワライブのような派手な演出も、銀テもないライブだった。これについては賛否両論あるのかもしれないが、最新アルバム「Eye」と「Lip」のを中心に、「音」にこだわったライブということなのかもしれない。
まだ初日ということもあり、ライブの全体感をつかめたわけではないが、なかなかの良席から見ることができ、満足している。長野公演2日目はBブロック。残りの「The Colors」がどのように続いていくのか、見届けていきたいと思う。
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