2015年NHK全国学校音楽合唱コンクール中学校の部課題曲となったセカオワの「プレゼント」。
この曲の作詞をしたのはSaoriであるが、歌詞は彼女の実体験、そして過去の自分に送りたいメッセージが込められている。
ここでは「プレゼント」についてみていきたいと思う。
⇒【セカオワハウスの詳細とは】
目次
セカオワ「プレゼント」はSaori（彩織）の実体験が歌詞に反映されている。
Saoriは今の姿からは想像することができないが、小学校と中学校時代にいじめられた経験を持ち、友達がいないという辛い過去があった。
学年は1つ違うものの、幼稚園時代から幼馴染だった深瀬は唯一とも呼べる友達で、Saoriがいじめについて話したそうだ。
深瀬から言われたのは、「それはいじめられてるし、いじめられる側にも原因がある」という言葉だった。
絶望的な現実を突きつけた深瀬だが、同時に「居場所は作ってやるから、もう泣くな」という言葉。
この言葉を聞いた時、Saoriは救われたようだ。そして「プレゼント」では以下のように綴られている。
ひとりぼっちにさせないから
大丈夫だよ
その言葉返せるように
強くなりたい歌 ：SEKAI NO OWARI
歌詞：Saori
作曲：Nakajin
前半は深瀬から言われた言葉を、そして後半はSaoriの想いが込められているように思う。それが今、セカオワのメンバーとなってFukaseの夢を実現したいという想いなのだろう。
このようなエピソードを聞くと、2人は恋人関係にあったのかと思ってしまいがちだが、噂である可能性が高い。
ちなみに深瀬本人は言った言葉を覚えていないそうだ。
Saori（彩織）が「プレゼント」に込めた人生のメッセージとは？
Saoriのエピソードや歌詞に込めた想いを知ると、「プレゼント」は暗い歌なのかと思ってしまうが、同時に人生のすばらしさについても書かれている。
それは当時のSaoriにはわからなかったことだが、今大人になってはじめてわかること。
そして当時の自分に送りたい言葉として、以下の歌詞に想いが込められている。
いま君のいる世界が
辛くて泣きそうでも
それさえも「プレゼント」
だったと笑える日が必ず来る歌 ：SEKAI NO OWARI
歌詞：Saori
作曲：Nakajin
おそらく日本全国にはいじめなどが原因で、学校に行きたくない人や人間関係に悩んでいる中学生は多いと思う。
セカオワは「プレゼント」という曲を通じて、そのように悩んでいる中学生に人生のすばらしさを伝えたかったのだろう。
セカオワ「プレゼント」のミュージックビデオのマンガは鉄拳が作成。
この記事の最初に掲載した「プレゼント」の動画。
白黒のマンガ風で感動的に仕上げられているが、これを作成したのは鉄拳である。
過去には「銀河街の悪夢」でも鉄拳がマンガを作成し話題となったが、「プレゼント」はセカオワと鉄拳の2回目のコラボ。
「プレゼント」の歌詞にあったすばらしい内容となっている。
セカオワ「プレゼント」はSaoriの中学時代の実体験と深瀬（Fukase）の言葉が込められた歌まとめ
はじめて「プレゼント」を聞いたとき、今までのセカオワと違う曲という印象を持った。
そしてセカオワの曲の振れ幅の広さに驚きつつも、すぐに「プレゼント」は好きな曲になった。
それはSaoriの辛い実体験がベースとなっており、その部分に共感することができたからかもしれない。
「プレゼント」はあまりライブで披露されることはないが、是非また聞いてみたい曲である。
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